12年ごとに繰り返される連続殺人事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、事件は無事に解決したかに思われたが、まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、自分を殺された日のことを思い出して---すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
白暮のクロニクル

12年ごとに繰り返される連続殺人事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、事件は無事に解決したかに思われたが、まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、自分を殺された日のことを思い出して---すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
コメント
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。
いやはやお見事でした。
骨太でもあり、部分的には凄惨でもあり。
それでもどこかのほほんとして、クスリとして、肩の力が抜けて、そしてじんわりする。
冒険譚なのか、悲劇なのか、はたまたラブコメなのか。
読者の受け取り方さえ様々に変化しそうです。
ベテラン作家さんならではの、実に円熟したストーリー展開と描写に陶然とさせられました。
ラストシーンの余韻の素晴らしさ!
コマの隙間、表情の裏にどれだけの想いが隠されているのか。
描き切らないからこその美しさが、そこにはありました。
まさにゆうきまさみテイスト炸裂。
お気に入りの作品が久々に一つ増えました。
白暮のクロニクル (11)
どの巻も物語がおもしろいですがやはりレビューを書くなら最終巻。
最期の最後にここ描くか、というのがゆうきテイストですね。
あとからじわじわくるラストです。
思い出すだけで泣けてくる。
あれがなければおもしろい設定のおもしろいミステリだったな、なんですが残る漫画はやっぱり違う。
番外も読みたい気持ちはありますがこれはやはりここで終わって正解なのだと思います。
漫画家ゆうきまさみならではのミステリ、とても楽しく読ませていただきました。
ラスト読んでからもう一周するのも乙です。
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
「羊殺し」の解決もさることながら、ラストのあの魁の表情、響きますね。
永遠の時を生き続けるオキナガと人間であるあかり。
それぞれの選択と宿命、いろんな感情が読者の中に渦巻いてきて凄いです。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
12年ごとに繰り返される連続殺●事件「羊殺し」。
その犯人である、茜丸(桔梗凪人)の逮捕により、
事件は無事に解決したかに思われたが、
まだ謎は残されていた。
内通者、そして茜丸が連れていた少年・ボーヤの存在……
新事実が発覚し、最後まで事件に取り組もうとするあかりだが、
なぜか消極的な魁。
そんななか、60年の眠りから目を覚ました章太の記憶が戻り始め、
自分を殺された日のことを思い出して---
すべての鍵を握るボーヤ、その驚きの正体とは!
現代の吸血鬼×日常ミステリー、完結!
見事な完結で締めた傑作。
再読してじっくりと伏線と構成の妙を味わいたい。
ゆうきまさみの最高傑作かもしれない。
レビューするのが勿体ない最終巻
ここに至るいずれの描写、展開も納得、理由が理解でき、終盤の締めに至るまでも、物足りなさも冗長感もなく、読了感十分なものでした。
それが誰かは読んでもらうとして、共犯者明るみになって、「羊殺し」今度こそ終幕です。
オキナガって、知人を見送るばかりで寂しさしか残らないと思っていたけど、最終話に感じたのは爽やかさ。
孫の存在と、あっけらかんとした雪村とあかりの関係があるからか。
あかりの雪村の呼び方が変わっているのが、ちょっと気になりました。
他人行儀さがなくなっているので。
てことは、二人の関係性も変わったのかな、と。
これは余談。
茜丸が竹ノ内のことをスクネと呼んでいるのはなぜか、と考えたときに。
武内宿禰のことなんじゃないかと、ふと気づく。
彼もオキナガのように長命者であったし、過去で天皇家に近しい存在のようなことを匂わせるコマがあったので、そういうことなのか、と。
国家権力に近いところに入れるのは、記紀の時代から存在していたからか。
別に、作中で言及されていないけど、気づいてそういう風に思ってしまったので、自分的に間違いないことになってしまいました。
とんだネタが仕組まれていたものです。
ミステリ&長命種の悲哀モノ。
余韻の素晴らしさよ。
こういうレベル高いマンガがあるからくだらないマンガも読めるんだよなー。