生身の体ひとつで鯨に立ち向かった男たちがいた。
古(いにしえ)の鯨漁を描いた、青柳裕介の最新作!
弥大夫とイヨ、カチリは、隣り合う村が一人の女・シマを巡って争っているところを通りかかった。
そこへ、一方の村に助っ人が加わる。
相撲取りのその男が現われた途端、もう一方の村人たちはクモの子を散らすように逃げてしまう。
相撲取りの男に犯されそうになっているシマを見るに見かねたイヨは止めに入るが、男の勢いに押され気味。
そこへ、イヨの背後から弥大夫が現われた。
相撲取りの男と向かい合い、気合を入れる弥大夫。
勝負はほんの一瞬だった……。
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