山形からはるばる別れた家族の住む東京へやってきた矢島。
事業に失敗し、無一文になった彼は、人生の再出発を期して身ひとつで上京してきたのだ。
だが、別れた妻に冷たく追い返されてしまい、あてもなく歩いていると、高校生になった娘が現れて…(第1話)。
▼地元企業の就職に失敗した大学4年生の明。
実家は小さな工場を営んでいるが、小さな部品を朝から晩まで造るだけの父の仕事にまるで魅力を感じない明は「俺は親父みたいにはならない」と言い切る。
だが、就職口を求めてやってきた、東京での就職活動もうまく行かず…(第2話)。
▼札幌在住のミュージシャン志望・柑奈は、バイト先のキャバクラで東京のレコード会社のプロデューサーから名刺をもらう。
母親の反対を押し切り、その人を頼って上京するが、結局は会うことすらかなわず途方に暮れてしまう。
そんな時、歌もギターもヘタクソなおばさんのストリートミュージシャンを見かけて…(第3話)。
上京一週間
