ねじ式 2023.11.05 弘兼憲史 超現実を描く『ねじ式』など衝撃の名作集!不安、緊張、そして心地よい無力感を生む、まさしく「夢」の増殖としか呼びようのない衝撃作『ねじ式』の他、『ゲンセンカン主人』『オンドル小屋』等、つげ世界の精髄を結集した必読の一冊。 レビューを見る 購入・お申し込みはこちら
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) ワタクシが読んだ記憶の中の『つげ義春』さんの本は、ずっと以前に出ていた漫画全集のものです。『つげ義春』さんを、どう感じるかで、意見が分かれるところもあります。ずっと、ずっと以前にNHKで放送があったかな?記憶の奥のほうに、あります…あいまい・は続きます…
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 本当に読んだのは「ねじ式・紅い花」だけど…。一編一編読んだあとに心にぽっかり穴が空く感じ。で、考え始めるとダムみたいにぐるぐるそのなかへ渦巻いていく。よくわからなくて抜け出したいけどどんどんページが繰れてしまう。いままで読んだ中で一番わからなくて妖しい本。
イシャはどこだ! 標記ギャグの元ネタ、表題作ねじ式を始め、いくつかの短編が収録されています。ただ、ちょっと意欲作すぎ、この本の短編はあまり惹かれませんでした。新潮文庫の方に収録されている短編の方が個人的には好きです。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) つげ義春さんの作品は学生時代によく読みました。50年ぶりに再読。学生時代に読んだときと同じところで、同じような感覚になって、なんというか、タイムスリップしたような不思議な懐かしい体験でした。歳とって、いろいろ経験して、考え方もずいぶん変わったと思っていたけど、変わっていないところは全然変わっていないんだなとしみじみ思いました。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 静かな景色の中で動く人物がむなしいように描かれる。 だけどそんな虚しくて哀れな人間たちを綺麗に動かせるのがつげ先生の漫画だと思う。 「山椒魚」に衝撃を受けました。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 顔歪めてんじゃねーよ!映画版も少し粗いがよかった。独特の哀愁と超現実的な幻想世界。このやり方には諸行無常も通じない。忌野清志郎と同じタイプの、小憎らしいアンチクショー。決してイケメンを描かなかった、いや描けなかった、職人気質のシュールレアリスト。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) つげ義春先生の作品の中でも特に有名な「ねじ式」収録の短編集です。 この不思議な世界が大好きです。 他にはみたことがないですね。 ひとコマごと、1ページごとにどこかへ飛ばされていく感覚がすごい! 「先生!シリツをして下さい」
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 「ねじ式」はマンガの幾多の表現方法における一つの最高峰ではないだろうか。 何せ、雰囲気が良い。 雰囲気なんて曖昧だけれど、そこに一番の説得力がある。 では、雰囲気を作り出しているものは何かって言うと、コマと描線の独特なテンポ。 このテンポこそがつげ本人なんじゃないだろうか。 言葉にしたら本質が逃げていってしまうような傑作。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 初めて触れるつげ作品。 前後のつながりがわからない妄想マンガや、旅館であったことなどをつづる旅行記や、メッキ工場で働いてた時代の自伝的漫画などが収録。 しゅ、シュールだ……生きることの苦しみ、エロス、飄々としていたり滑稽だったり。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) つげ義春初心者はまずこの作品から読んで見て下さい。 ゲンセンカン主人やネジ式はなかでも有名な作品ですが、特にメッセージ色はないけれど、読んでいくうちに独特のセンスに心奪われることでしょう・・・
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) ????……みたいな感じだった。 面白く感じる話もあれば意味深なのも多い。『オンドル小屋』や『長八の宿』はなかなか良かった。あんな風に騒がしく雰囲気を壊す連中っているし、そういう記憶はいつまでたっても腹立たしいままだ。ただ表題作の『ねじ式』はなんなのかよくわからんかったなぁ。なにかを暗喩しているのか。『ゲンセンカンの主人』は輪廻だとか人の業を表してるのだろうか。 全体的によくわからん
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) ジャンル不明。 収録作品・ねじ式・沼・チーコ・初茸がり・山椒魚・峠の犬・噂の武士・オンドル小屋・ゲンセンカン主人・長八の宿・大場電気鍍金工業所・ヨシボーの犯罪・少年・ある無名作家 つげ作品は作品によって私の評価は大きく違うのだけれど、この短編集は★四つかな・・・。 私が所有している別のつげ作品集は、人間の浅ましいところを描いたものが多く(というか私には強烈で)目をそむけたくなったものだが、この一冊はなかなか私好みの物語が多い。 表題作である『ねじ式』、『ゲンセンカン主人』、『山椒魚』など、不気味で怖いんだけど・・・。 つげ作品を読んでいる人とは私は仲良くなれる気がする。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 浅野忠信主演で映画にもなりました、昭和の超有名漫画「ねじ式」の入ったつげ義春の短編集。完全に独特なつげ義春ワールドです。 でも、この人の他の短編を読むとわかるんですが、シュールな作風ではあっても脈絡が無い訳でもなく、理解するのが難しいものはほとんど無いです。 それだけに、この「ねじ式」の異常で幻想的な雰囲気は目立ってますね。深い気もすれば、何も無い気もする。そんなものかもしれません。 ちなみに、この「ねじ式」は主人公が海で「メメクラゲ」に刺されてケガをするところから始まるんですが、ポケモンに出てくる「メノクラゲ」はここから名前がとられているらしいんです。 う~ん、「ねじ式」恐るべし。でも。その割に進化すると「ドククラゲ」っていうフツーの名前になるんですね。笑
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) つげ義春著 「ねじ式」 読了 っつってもマンガだからなぁ。。。 60年代後期の、サブカル、シュルレアリスムを味わいたかったらお勧め。 ただし、昭和の高度成長期の体験が無いと、この感覚はわからないかもしれない。 わかるとかわからないとかじゃなくて、なんか感じればそれでいいんだけど。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 未確認生物。人体構造。 結論に至らぬ議論。 死への不安。 機械による破壊。 だいじょうぶ?(恐れは未知の中にあり。) 時々、彷徨っている目的も 忘れるほどに困惑する時はないだろうか? ねじさえしめれば 『日常』と言う不確かな秩序を保ち続ける事が 出来るのだが。 それこそが目的の『平穏』 しかし、『平穏』はちょっとした事で ぶつり、と切れる細い血管の様…
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 決して現実にあって欲しくはない、シュールでグロエロな話たち。 しかし、どういうわけだかその先が見たくてたまらなくなる。 自分の歪みを思い知るなぁ…。 非現実的であっても人間臭さは秘めていると思う。 だから一度読み終えても、また引っ張り出したりしてしまう。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 「ねじ式」「ゲンセンカン主人」「ヨシボーの犯罪」「チーコ」「初茸がり」「噂の武士」「長八の宿」が好き。 ゲンセンカンはいろんな解釈ができそうで気になる・・・あとこの作品、間のとり方が映画みたいでいいです。特に前世について語り合ってるシーン。影の使い方に凄味がある。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 漫画はそれほど読まないけれど、つげ義春は以前から気にはなっていた。読んでビックリ期待は裏切らない。恐るべしつげワールド!そこに答えはない。まずは読んで感じるべし。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) これと「赤い花」の文庫が出たときの衝撃と喜びは忘れません。つげ作品って、やたら分厚い作品集ばっかりで(当時)、コレクターズアイテムみたいだったから、「これで人にもすすめられる!」って嬉しかったな。つぎはマンガ家残酷物語をどっか文庫にしてくだされば・・・是非! 「そうだった、ぼくは淡々としていなければならないのだ・・・君は子どものくせに命の恩人だ」数あるセリフはほとんどそらで言えますが、どうしてもこのセリフがいちばん惹かれる。 ちくしょう、目医者ばかりではないか!
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) つげ義春の代表作「ねじ式」を始めとした作品集。 旅の記録や時代物、作者の少年時代の回想記などが中心。 全体的にメランコリックなんですよ、シニカルな作風といい、時代背景(昭和中期)もそうだし、極めて堕落的な作者の生き方もですし…圧倒的に読み手を惹き込む混沌絶妙な間と間に徐々にやるせなさと焦燥感が襲う。 「ねじ式」は勿論、「山椒魚」「ゲンセンカン主人」「大場電気鍍金工業所」などがお薦め。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 初めて読んだときは、ねじ式の世界に何か意味があるのだろうと思って何度も読み返した。単に不安で不快にさせるための描写だとは思えなかった。そして、不自然に出てくる多くの看板や海に浮かぶ軍艦など意味を求めて細部を読み返した。 でも、ようやく最近になってそれらには特に意味がないのだろうと気が付いた。男はメメクラゲに触れて、血管をやられ、医者を探して(眼医者ばかりで)手術してもらって、ボートで帰る。ねじ式の世界ではこのストーリーは合理的に完結しているようだが、読者にとっては何一つ理解の点で解決していない。 そして、今の自分がねじ式を通して抱く感情は日常における異世界の近さだ。日常におけるボタンの掛け違えや、触れてはいけない個所をめくってしまうことによる異世界へのリンク。こんなところに異世界があったのだという存在への驚きを予感させる。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 夢を漫画で表現する。 この、ねじ式はそれの最高峰でしょう。 独特の絵・空間・科白そして背景全てが空虚な現実感、まさに夢の世界を表現している。 ちなみに一番好きなコマは村に汽車が入ってくるシーンと「ちくしょう、目医者ばかりではないか」のシーン 何度読んでも最高!名作です☆
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) これは、物心ついた時から自分の家にありました。 父か母のものだったと思います。 初めて読んだとき、字がまだ上手に読めない年齢だったのですが、見てはいけないものを見てしまったような気持ちになって夜は罪悪感で眠れませんでした。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) うちのドラム嬢に借りました。彼女の選ぶ本、基本ハイセンス。難しい。 でもこれは比較的さくさく読めました。誤解を恐れつつ言えば、松本大洋の雰囲気をわけわからんくした感じ……?表題作の「ねじ式」と、「山椒魚」が異様に印象に残りました。 ドラム嬢も、あんまし頭使っても仕方ない、という感想だったので安心しました。 ハマるひとはハマる。感じ。たかが漫画と思って読むと痛い目見ます。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 讃えるには安っぽくな語ですが、つげの持つ空気感がとても好きです。 何とも言えぬ緊張感と、ぼんやりとした諦めとがうまく混じる作家であるなと思います。 あと、読むなら隠喩を追うべし。でないと殆どわからんでしょう。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 某浅野いにおが好きな作家ということで読んでみたけど、これ前にも読んだことあったわ。チェンナイに行ったときに。すげぇ不気味で覚えてた。内容はナンセンスなんだかカオスなんだかな感じで、とにかく不安な感じ。これはビッグコミックとかガロとかでしか載せられないわ。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 浅野いにおが影響を受けたとの事でブクオフでげっと。 逆立ちしながら世界の裏側でものぞいているようなこの気分は、古いタッチのせいだけじゃない。 何に意味があるのか、もしくはないのか。 深読みしようとすると、思考自体がグニャグニャしてくる。 いや、もう考えることそのものが意味のないことなのかも。 ただそんなサイケデリックな感覚が、この作品の肝であるとも思う。 クスリやりながらかいてたのかなぁ。 『ゲンセンカン主人』でのババァの一言 「もし人間に前世がなかったら、まるで幽霊ではありませんか」
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 府中市美術館で2/26まで「石子順造的世界」という展覧会が開かれている。 その展覧会で取りあげられている、マンガの1つだということで予習がてら読んでみた。 http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/ishiko/index.html 内容の紹介はwikipediaなどに乗っているとして、一言で言えば「よくわからない。けど、わかったふりもできない」という感想を持った。 夢と現実が混じったような世界、舞台は温泉や漁村、工場など。私にはなじみのない世界がほとんど。話は混沌としていてわかりにくい。 自分の記憶をたどると、同じような感想を持った本、宮本常一の『忘れられた日本人』に行き当たった。 地方の生活や風習を、包み隠さず書かれた本を読んで、人間には白黒つけれらない部分、簡単に説明できないモヤモヤした部分があると思った。この本にも、「はっきりわからない。けど、気になる」部分がありました。 難しものを無批判に褒めるのは、どうかと思う。 でも、一方でわかりにくいものを切り捨ててもいいのかと思わせる。 自分が日々わかりやすいモノに流されていると感じていたので、良い本に出会ったのかな。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) これと「赤い花」の文庫が出たときの衝撃と喜びは忘れません。つげ作品って、やたら分厚い作品集ばっかりで(当時)、コレクターズアイテムみたいだったから、 「これで人にもすすめられる!」って嬉しかったな。つぎはマンガ家残酷物語を どっか文庫にしてくだされば・・・是非! 「そうだった、ぼくは淡々としていなければならないのだ・・・君は子どものくせに命の恩人だ」 数あるセリフはほとんどそらで言えますが、どうしてもこのセリフがいちばん惹かれる。 ちくしょう、目医者ばかりではないか!
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 結構危険 読後、目に入るあらゆるモノに不安を感じる。 そして後、怠惰の波に飲み込まれる… 途中、水木しげる先生の本を読んでいたんだっけ?、と甘い錯覚に酔わされる…
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) まあ不条理漫画であることは確かです。 不可解であり、理解不能であり、なぜか…なんだろう?吉田戦車さんの漫画は不条理をギャグにしていて、つげ義春さんは不条理を文学にしているとでも言ったらよいのか。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 二十数年振りに買い直し。 今、読み返すと、振り幅がけっこうあったのね。 抽象的なタイトル作、得意の旅情モノ、町工場モノ、退廃系……。 自分はベタに「ねじ式」と「ゲンセンカン主人」、「長八の宿」がお気に入り。 個人的評価は『無能の人』→『紅い花』→『ねじ式』の順は変わってないみたいだ。 昭和エロス漂う『紅い花』も買い直さねば……。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) イシャはどこだ! のコマで完全にやられました。 完全なキ○ガイよりも、一見マトモそうな人がマトモじゃない、話が通じてるようで通じてない、という不条理の方が断然恐ろしい。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) つげ義春先生の短編集。 夢日記から出来た事もあり幻想小説を絵にしたような漫画です。 とても不気味で、救いがなく不安感が伝わってきます。 繊細な感性で成り立っているびっくりするほど芯が細い漫画。 コレを理解するのはきっと私には絶対むりであろう。 しかしとても惹きつけられます。 それだけ内容が素晴らしいのです。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1) 大学のキライな教授がつげ義春ファンということでどうも食指が動かなかったのだけど、ある講座でしりあがり寿が話題に出したことで急に読む気が! で、刺激された! 絵がどうとかは知らん。 短編として! たとえば、「山椒魚」。 どうしてこんな処に棲むようになったのか分からない。 気がついたら悪臭と汚物によどんだ穴の中にいた。 環境や食べものがかわると体質まで変化するのであろう。 俺はいつのまにか俺でなくまったく別のいき物になってしまったのだ。 うん、私も!
コメント
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
そのちぐはぐささえも作品の中にストンと収まっていて奇妙なバランス感にとらわれる。
珠玉の短篇集!
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
私の子供たちが気づいて読んでみる時が、なんとなく楽しみ
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
というか、全く分からなかった。
シュールでメランコリック。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
『つげ義春』さんを、どう感じるかで、意見が分かれるところもあります。
ずっと、ずっと以前にNHKで放送があったかな?記憶の奥のほうに、あります…あいまい・は続きます…
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
一編一編読んだあとに心にぽっかり穴が空く感じ。
で、考え始めるとダムみたいにぐるぐるそのなかへ渦巻いていく。
よくわからなくて抜け出したいけどどんどんページが繰れてしまう。
いままで読んだ中で一番わからなくて妖しい本。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
当時の時代背景あったほうが読みやすいやろうね。
一歩間違えると引きずりこまれる。
あぶないあぶない。
イシャはどこだ!
ただ、ちょっと意欲作すぎ、この本の短編はあまり惹かれませんでした。
新潮文庫の方に収録されている短編の方が個人的には好きです。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
50年ぶりに再読。
学生時代に読んだときと同じところで、同じような感覚になって、なんというか、タイムスリップしたような不思議な懐かしい体験でした。
歳とって、いろいろ経験して、考え方もずいぶん変わったと思っていたけど、変わっていないところは全然変わっていないんだなとしみじみ思いました。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
むなしいように描かれる。
だけどそんな虚しくて哀れな人間たちを
綺麗に動かせるのがつげ先生の漫画だと思う。
「山椒魚」に衝撃を受けました。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
映画版も少し粗いがよかった。
独特の哀愁と超現実的な幻想世界。
このやり方には諸行無常も通じない。
忌野清志郎と同じタイプの、小憎らしいアンチクショー。
決してイケメンを描かなかった、いや描けなかった、職人気質のシュールレアリスト。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
この不思議な世界が大好きです。
他にはみたことがないですね。
ひとコマごと、1ページごとにどこかへ飛ばされていく感覚がすごい!
「先生!
シリツをして下さい」
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
何せ、雰囲気が良い。
雰囲気なんて曖昧だけれど、そこに一番の説得力がある。
では、雰囲気を作り出しているものは何かって言うと、
コマと描線の独特なテンポ。
このテンポこそがつげ本人なんじゃないだろうか。
言葉にしたら本質が逃げていってしまうような傑作。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
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値 段:\\600(本体\\583)
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登録日:2007/05/16 20:40:50
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
前後のつながりがわからない妄想マンガや、旅館であったことなどをつづる旅行記や、メッキ工場で働いてた時代の自伝的漫画などが収録。
しゅ、シュールだ……
生きることの苦しみ、エロス、飄々としていたり滑稽だったり。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
でも、すごく緊張感があって、一貫性はあるのかな??
ハマると抜け出せない感じ。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
トモダチのお面は、もしやゲンセンカン主人の影響だろうか。
黒沢明監督の「夢」を彷彿とさせる。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ゲンセンカン主人やネジ式はなかでも有名な作品ですが、特にメッセージ色はないけれど、読んでいくうちに独特のセンスに心奪われることでしょう・・・
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
面白く感じる話もあれば意味深なのも多い。
『オンドル小屋』や『長八の宿』はなかなか良かった。
あんな風に騒がしく雰囲気を壊す連中っているし、そういう記憶はいつまでたっても腹立たしいままだ。
ただ表題作の『ねじ式』はなんなのかよくわからんかったなぁ。
なにかを暗喩しているのか。
『ゲンセンカンの主人』は輪廻だとか人の業を表してるのだろうか。
全体的によくわからん
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
収録作品
・ねじ式
・沼
・チーコ
・初茸がり
・山椒魚
・峠の犬
・噂の武士
・オンドル小屋
・ゲンセンカン主人
・長八の宿
・大場電気鍍金工業所
・ヨシボーの犯罪
・少年
・ある無名作家
つげ作品は作品によって私の評価は大きく違うのだけれど、
この短編集は★四つかな・・・。
私が所有している別のつげ作品集は、
人間の浅ましいところを描いたものが多く(というか私には強烈で)
目をそむけたくなったものだが、
この一冊はなかなか私好みの物語が多い。
表題作である『ねじ式』、『ゲンセンカン主人』、『山椒魚』など、
不気味で怖いんだけど・・・。
つげ作品を読んでいる人とは私は仲良くなれる気がする。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
完全に独特なつげ義春ワールドです。
でも、この人の他の短編を読むとわかるんですが、シュールな作風ではあっても脈絡が無い訳でもなく、理解するのが難しいものはほとんど無いです。
それだけに、この「ねじ式」の異常で幻想的な雰囲気は目立ってますね。
深い気もすれば、何も無い気もする。
そんなものかもしれません。
ちなみに、この「ねじ式」は主人公が海で「メメクラゲ」に刺されてケガをするところから始まるんですが、ポケモンに出てくる「メノクラゲ」はここから名前がとられているらしいんです。
う~ん、「ねじ式」恐るべし。
でも。
その割に進化すると「ドククラゲ」っていうフツーの名前になるんですね。
笑
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
っつってもマンガだからなぁ。
。
。
60年代後期の、サブカル、シュルレアリスムを味わいたかったらお勧め。
ただし、昭和の高度成長期の体験が無いと、この感覚はわからないかもしれない。
わかるとかわからないとかじゃなくて、なんか感じればそれでいいんだけど。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
人体構造。
結論に至らぬ議論。
死への不安。
機械による破壊。
だいじょうぶ?(恐れは未知の中にあり。
)
時々、彷徨っている目的も
忘れるほどに困惑する時はないだろうか?
ねじさえしめれば
『日常』と言う不確かな秩序を保ち続ける事が
出来るのだが。
それこそが目的の『平穏』
しかし、『平穏』はちょっとした事で
ぶつり、と切れる細い血管の様…
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ゲンセンカン主人が好き。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
しかし、どういうわけだかその先が見たくてたまらなくなる。
自分の歪みを思い知るなぁ…。
非現実的であっても人間臭さは秘めていると思う。
だから一度読み終えても、また引っ張り出したりしてしまう。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
その爽やかな気持ちを一気に不安の底に落とすこと間違いなし!
でも、日向でしか読めないような気もする。
つげさんはもうこれでお終いにしましょう。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
夢の中のどろっとしててでも怖いというより不思議な、心地いい感じがリアル。
好き。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
なんと「チーコ」という物語があるのです。
私の名前はchiiko(ちいこ)ですけど、ここから名付けたわけではありません。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ゲンセンカンはいろんな解釈ができそうで気になる・・・あとこの作品、間のとり方が映画みたいでいいです。
特に前世について語り合ってるシーン。
影の使い方に凄味がある。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
始めてみた時の衝撃ったらなかった。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
読んでビックリ期待は裏切らない。
恐るべしつげワールド!
そこに答えはない。
まずは読んで感じるべし。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
つげ作品って、やたら分厚い
作品集ばっかりで(当時)、コレクターズアイテムみたいだったから、
「これで人にもすすめられる!
」って嬉しかったな。
つぎはマンガ家残酷物語を
どっか文庫にしてくだされば・・・是非!
「そうだった、ぼくは淡々としていなければならないのだ・・・君は子どものくせに命の恩人だ」
数あるセリフはほとんどそらで言えますが、どうしてもこのセリフがいちばん惹かれる。
ちくしょう、目医者ばかりではないか!
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
あの描かれている感覚、きっと体感したはずと思わされる。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
読んだときに漫画というよりは絵画的な印象を受ける。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
旅の記録や時代物、作者の少年時代の回想記などが中心。
全体的にメランコリックなんですよ、シニカルな作風といい、時代背景(昭和中期)もそうだし、極めて堕落的な作者の生き方もですし…
圧倒的に読み手を惹き込む混沌絶妙な間と間に徐々にやるせなさと焦燥感が襲う。
「ねじ式」は勿論、「山椒魚」「ゲンセンカン主人」「大場電気鍍金工業所」などがお薦め。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
単に不安で不快にさせるための描写だとは思えなかった。
そして、不自然に出てくる多くの看板や海に浮かぶ軍艦など意味を求めて細部を読み返した。
でも、ようやく最近になってそれらには特に意味がないのだろうと気が付いた。
男はメメクラゲに触れて、血管をやられ、医者を探して(眼医者ばかりで)手術してもらって、ボートで帰る。
ねじ式の世界ではこのストーリーは合理的に完結しているようだが、読者にとっては何一つ理解の点で解決していない。
そして、今の自分がねじ式を通して抱く感情は日常における異世界の近さだ。
日常におけるボタンの掛け違えや、触れてはいけない個所をめくってしまうことによる異世界へのリンク。
こんなところに異世界があったのだという存在への驚きを予感させる。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
この、ねじ式はそれの最高峰でしょう。
独特の絵・空間・科白そして背景
全てが空虚な現実感、まさに夢の世界を表現している。
ちなみに一番好きなコマは
村に汽車が入ってくるシーンと
「ちくしょう、目医者ばかりではないか」
のシーン
何度読んでも最高!
名作です☆
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
父か母のものだったと思います。
初めて読んだとき、字がまだ上手に読めない年齢だったのですが、
見てはいけないものを見てしまったような気持ちになって
夜は罪悪感で眠れませんでした。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
つげさんの社会復帰を心より願っています。
あと息子さんも。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
彼女の選ぶ本、基本ハイセンス。
難しい。
でもこれは比較的さくさく読めました。
誤解を恐れつつ言えば、松本大洋の雰囲気をわけわからんくした感じ……?
表題作の「ねじ式」と、「山椒魚」が異様に印象に残りました。
ドラム嬢も、あんまし頭使っても仕方ない、という感想だったので安心しました。
ハマるひとはハマる。
感じ。
たかが漫画と思って読むと痛い目見ます。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
何とも言えぬ緊張感と、ぼんやりとした諦めとがうまく混じる作家であるなと思います。
あと、読むなら隠喩を追うべし。
でないと殆どわからんでしょう。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
090924(a 091011)
100805(m 100904)
101120(s)
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
どこか文学的なにおいに誘われてつい読んでしまう。
メメクラゲ。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
なんとも言えないダークな世界..
収録されている「ヨシボーの犯罪」が気に入っています
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
チェンナイに行ったときに。
すげぇ不気味で覚えてた。
内容はナンセンスなんだかカオスなんだかな感じで、とにかく不安な感じ。
これはビッグコミックとかガロとかでしか載せられないわ。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
しばらくつげ義春にハマりそう。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
逆立ちしながら世界の裏側でものぞいているようなこの気分は、古いタッチのせいだけじゃない。
何に意味があるのか、もしくはないのか。
深読みしようとすると、思考自体がグニャグニャしてくる。
いや、もう考えることそのものが意味のないことなのかも。
ただそんなサイケデリックな感覚が、この作品の肝であるとも思う。
クスリやりながらかいてたのかなぁ。
『ゲンセンカン主人』でのババァの一言
「もし人間に前世がなかったら、まるで幽霊ではありませんか」
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
その展覧会で取りあげられている、マンガの1つだということで予習がてら読んでみた。
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/kikakuten/kikakuitiran/ishiko/index.html
内容の紹介はwikipediaなどに乗っているとして、
一言で言えば「よくわからない。
けど、わかったふりもできない」という感想を持った。
夢と現実が混じったような世界、舞台は温泉や漁村、工場など。
私には
なじみのない世界がほとんど。
話は混沌としていてわかりにくい。
自分の記憶をたどると、同じような感想を持った本、
宮本常一の『忘れられた日本人』に行き当たった。
地方の生活や風習を、包み隠さず書かれた本を読んで、人間には白黒つけれらない部分、簡単に説明できないモヤモヤした部分があると思った。
この本にも、「はっきりわからない。
けど、気になる」部分がありました。
難しものを無批判に褒めるのは、どうかと思う。
でも、一方でわかりにくいものを切り捨ててもいいのかと思わせる。
自分が日々わかりやすいモノに流されていると感じていたので、
良い本に出会ったのかな。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
完結させないで相手の心に残りつづけるものをつくる。
張りつめながら、ゆるくはなく、つっこみどころがある。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
つげ作品って、やたら分厚い作品集ばっかりで(当時)、コレクターズアイテムみたいだったから、
「これで人にもすすめられる!
」って嬉しかったな。
つぎはマンガ家残酷物語を
どっか文庫にしてくだされば・・・是非!
「そうだった、ぼくは淡々としていなければならないのだ・・・君は子どものくせに命の恩人だ」
数あるセリフはほとんどそらで言えますが、どうしてもこのセリフがいちばん惹かれる。
ちくしょう、目医者ばかりではないか!
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
自分のみた「夢」をそのまま漫画にするセンス、常人では思い浮かばない。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
読後、目に入るあらゆるモノに不安を感じる。
そして後、怠惰の波に飲み込まれる…
途中、水木しげる先生の本を読んでいたんだっけ?、と甘い錯覚に酔わされる…
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ここぞとばかりに、眼医者行ったほうがいいんですかね
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
私にはつげ義春の作品はまだ早かったようだ…。
もう少し時間が経ってから読み返すとまた違った感想が抱けるのだろうか。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
不可解であり、理解不能であり、なぜか…なんだろう?
吉田戦車さんの漫画は不条理をギャグにしていて、つげ義春さんは不条理を文学にしているとでも言ったらよいのか。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
今、読み返すと、振り幅がけっこうあったのね。
抽象的なタイトル作、得意の旅情モノ、町工場モノ、退廃系……。
自分はベタに「ねじ式」と「ゲンセンカン主人」、「長八の宿」がお気に入り。
個人的評価は『無能の人』→『紅い花』→『ねじ式』の順は変わってないみたいだ。
昭和エロス漂う『紅い花』も買い直さねば……。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
のコマで完全にやられました。
完全なキ○ガイよりも、
一見マトモそうな人がマトモじゃない、
話が通じてるようで通じてない、
という不条理の方が断然恐ろしい。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
でもねじ式、チーコ、少年が特にすき。
なんかもう独特の世界。
ずっと鍵穴から覗いていたい。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
夢日記から出来た事もあり幻想小説を絵にしたような漫画です。
とても不気味で、救いがなく不安感が伝わってきます。
繊細な感性で成り立っているびっくりするほど芯が細い漫画。
コレを理解するのはきっと私には絶対むりであろう。
しかしとても惹きつけられます。
それだけ内容が素晴らしいのです。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ある講座でしりあがり寿が話題に出したことで急に読む気が!
で、刺激された!
絵がどうとかは知らん。
短編として!
たとえば、「山椒魚」。
どうしてこんな処に棲むようになったのか分からない。
気がついたら悪臭と汚物によどんだ穴の中にいた。
環境や食べものがかわると体質まで変化するのであろう。
俺はいつのまにか俺でなくまったく別のいき物になってしまったのだ。
うん、私も!
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
ドキドキします。
紅い花も持ってるけど古いのなのでISBNがなさげです。
ねじ式 (1) (小学館文庫 つA 1)
なるほど、これがつげ先生ですか!
という感じ。
終始付きまとう隠微な空気と倒錯した世界が心地よかった。